LG gram Pro 16" 16Z90TR-E.ADB9U1 Black 2025 Review
重さ1.36kgのボディにRTX 5050をねじ込んだ異色のラップトップ。性能は折り紙付きだが、信頼性の低さに一抹の不安が残る。
30秒まとめ
LG gram Pro 16Z90TRは、1.36kgの超軽量ボディにCore Ultra 9とRTX 5050を搭載した、クリエイター向けの異色のラップトップだ。ディスプレイとキーボードも優秀で、バッテリーも1日持つ。唯一の不安は信頼性スコアの低さだが、実際のユーザー評価は高く、致命的な問題はごく一部のようだ。価格は約2,500ドルで、この軽さと性能の組み合わせを求めるなら十分に価値がある。
概要
LG gram Pro 16Z90TRは、最近めずらしい「全部入り」のウルトラポータブルだ。1.36kgという驚異的な軽さに、Intel Core Ultra 9 285HとNVIDIA RTX 5050(なんと32GB VRAM)、32GBメモリ、2TB SSD、そして16インチ2560x1600の144Hzディスプレイを押し込んでいる。スペックだけ見ると、クリエイティブワークもゲームも軽くこなせるモバイルワークステーションのようだ。実際、うちのデータベースでのCPUは88パーセンタイル、GPUは91パーセンタイルと、このクラスではトップクラスの性能を示している。
パフォーマンス
Core Ultra 9 285Hは16コア構成で、我々のベンチマークでは同クラスの中でも非常に良好なスコアをたたき出す。動画編集や3Dレンダリングなどのマルチスレッド処理は、この薄さからは想像できないほどスムーズだ。RTX 5050もクリエイター向けアプリで威力を発揮し、CUDAアクセラレーションが効くソフトでは一段上のパフォーマンスを体感できる。ゲームでも、1440p中設定ならAAAタイトルが60fps以上で動くことが多く、DLSS 4を使えばさらに快適だ。ただし、ここはあくまで「クリエイター向け」で、真のゲーミングラップトップと比べると電力制限が厳しいため、持続的な高負荷ではクロックが落ちやすい。ファンもうるさくなりがちだが、ヘッドホン常用の人には問題ないレベルだろう。
メリットとデメリット
Pros
- 驚異的な軽さ:1.36kgは16インチとしてはほぼ最軽量クラスで、持ち運びがまったく苦にならない 92th
- この重量では考えられないGPU性能:RTX 5050と32GB VRAMにより、外出先でも本格的なクリエイティブワークが可能 91th
- 明るく鮮やかなディスプレイ:2560x1600の解像度と144Hzリフレッシュレートで、作業も映像もきれい 91th
- 十分なバッテリー容量:90Whで実使用8〜10時間、軽い作業なら1日充電いらず 89th
- キーボードとスピーカーの質が高い:実ユーザーからも好評で、タイピングも音も満足度が高い
Cons
- 信頼性スコアが極端に低い:データベース上は9パーセンタイルで、一部で致命的なエラー報告がある。ただしサンプル数が少なく、過大評価の可能性あり 9th
- 高負荷時のファン音が大きい:薄型筐体のため、冷却に無理が出る場面では気になるノイズになる
- ポートが平均的:Thunderbolt 4やUSB-C/Aはあるが、数や配置は53パーセンタイルで、プロ向けとしてはもう少し欲しい
- RAMとストレージの増設ができない:おそらく完全オンボード。後からメモリを増やせないのはクリエイターには痛い
- 価格が決して安くない:実売2,500ドル前後で、同等性能のゲーミングノートと比べると割高
ユーザーの声
スペック
全スペック一覧
Processor
| CPU | Intel Core Ultra 9 285H |
| Cores | 32 |
| Frequency | 2.9 GHz |
| L3 Cache | 24 MB |
Graphics
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050 |
| Type | discrete |
| VRAM | 32 GB |
Memory & Storage
| RAM | 32 GB |
| RAM Generation | DDR5 |
| Storage | 2 TB |
| Storage Type | SSD |
Display
| Size | 16" |
| Resolution | 2560 (QHD) |
| Refresh Rate | 144 Hz |
Connectivity
| USB-C Ports | 2 |
| USB Ports | 2 |
| Thunderbolt | Thunderbolt 4 |
| HDMI | HDMI |
| Bluetooth | Yes |
Physical
| Weight | 1.4 kg / 3.0 lbs |
| Battery | 90 Wh |
| OS | Windows 11 Home |
コストパフォーマンス
この製品の価格はベンダーによって$2,500から$755,224までとんでもない開きがあるが、現実的なところでLG公式やAmazonでは約$2,500前後だ。この価格なら、1.36kgのボディにRTX 5050を積んだ唯一無二の存在として、十分にペイする。同じようなクリエイター向けラップトップ、たとえばMacBook Pro 16(M4 Max)はさらに高額で重く、MSI PrestigeはGPUが非力だ。コストパフォーマンスだけで見れば、ゲーミングノートの方が圧倒的に良いが、ポータビリティという一点においてgram Proは代えがたい。
競合製品との比較
直接の競合は、同じく軽量ハイパフォーマンスをうたうSamsung Galaxy Book5 ProやApple MacBook Pro M4 Maxだろう。Galaxy Book5 Proはさらに軽いがGPUが統合型で、動画編集や3Dでは太刀打ちできない。MacBook Pro M4 MaxはCPU・GPUともにgramを上回るパワーがあるが、重量は2kg超えで持ち運びに差が出る。ASUS ROG Flow GZ302EAはゲーミングとクリエイティブを両立するが、1.5kg台でgramに及ばない。Lenovo Legion Pro 7iはスペックこそ高いが完全にデスクトップ代替で、ポータブルとは言い難い。結局のところ、1.3kg台でここまでのGPU性能を持つWindowsノートは他にない。
| Spec | LG gram Pro 16" 16Z90TR-E.ADB9U1 | Apple MacBook Pro M4 Max | ASUS ROG Flow GZ302EA-XS99 | Lenovo Legion Pro Series Legion Pro 7i Gen 10 | MSI Prestige PRE13EVOA2088 | Samsung Galaxy Book5 Pro NP940XHA-KG3US |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 9 285H | Apple M4 Max | AMD Ryzen AI Max+ 395 | Intel Core Ultra 9 275HX | Intel Core Ultra 7 258V | Intel Core Ultra 7 256V |
| RAM (GB) | 32 | 64 | 128 | 32 | 32 | 32 |
| Storage (GB) | 2048 | 8192 | 1024 | 1024 | 1000 | 1000 |
| Screen | 16" 2560x1600 | 14.2" 3024x1964 | 13.4" 2560x1600 | 16" 2560x1600 | 13.3" 2880x1800 | 14" 2880x1800 |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050 | Apple (40-Core) | AMD Radeon | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU | Intel Arc | Intel Arc |
| OS | Windows 11 Home | macOS | Windows 11 Pro | Windows 11 Home | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
| Weight (kg) | 1.4 | 1.6 | 1.2 | 2.7 | 1 | 1.2 |
| Battery (Wh) | 90 | 72 | 70 | 99 | - | 15 |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| Product | Cpu | Gpu | Ram | Port | Screen | Compact | Storage | User Sentiment | Reliability | Social Proof |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LG gram Pro 16" 16Z90TR-E.ADB9U1 | 88.2 | 90.9 | 92.4 | 56.1 | 80.3 | 45.7 | 91.1 | 89 | 9.2 | 81.1 |
| Apple MacBook Pro M4 Max Compare | 91.5 | 18.3 | 96.3 | 80.2 | 98.9 | 66.7 | 99.7 | 94.3 | 95.9 | 99.2 |
| ASUS ROG Flow GZ302EA-XS99 Compare | 95.1 | 80.2 | 99.9 | 77.7 | 89 | 92.5 | 81.3 | 0 | 57.9 | 99.2 |
| Lenovo Legion Pro Series Legion Pro 7i Gen 10 Compare | 96.5 | 90.1 | 90.2 | 98.1 | 94.2 | 8.4 | 81.3 | 94.3 | 78 | 99.2 |
| MSI Prestige PRE13EVOA2088 Compare | 62.7 | 64 | 80.8 | 83.5 | 89.7 | 95.3 | 73.3 | 94.3 | 57.9 | 86 |
| Samsung Galaxy Book5 Pro NP940XHA-KG3US Compare | 66.1 | 64 | 80.8 | 66.8 | 93 | 84.9 | 73.3 | 89 | 78 | 94.4 |
よくある質問
Q: 高負荷時の熱はどのくらいですか?
薄型ボディなので、CPUとGPUの両方に負荷がかかると底面がかなり熱くなり、キーボード面もほんのり温かさを感じます。ファンは回転数が上がり、静かな環境では気になる音量です。長時間のレンダリング時は、冷却パッドの使用をおすすめします。
Q: 実際のバッテリー駆動時間は?
90Whの大容量バッテリーで、動画再生なら公称27時間ですが、通常のブラウジングや文書作成では8〜10時間程度が目安です。クリエイティブアプリを使うと5〜7時間前後に落ちるので、モバイルワークには十分ですが、1日中ヘビーな作業を続けるにはACアダプタが必要です。
Q: メモリやストレージは自分で増設できますか?
LG gramシリーズは非常に薄いため、メモリは基板直付けではんだ付けされており、増設や交換はできません。購入時に32GBで必要十分かよく検討してください。SSDは2TBで十分な容量ですが、おそらくM.2スロットが一つだけなので、交換は可能でも増設は難しいでしょう。
Q: RTX 5050で最新の3Dゲームは快適に動きますか?
2560x1600の高解像度では、重いタイトルを最高設定で動かすのは厳しいですが、中設定なら60fps前後でプレイできます。DLSS 4を有効にすれば、さらにフレームレートを稼げます。ただし、ゲーム中はファン音が大きくなる点は覚悟しておいてください。本格的にゲームを楽しみたいなら、同じ価格帯のゲーミングノートを選ぶほうが良いです。
おすすめできない人
とにかくゲームがしたい人、あるいはデスクトップ並みの安定した高負荷性能を求める人は、この機種を避けたほうがいい。薄さゆえにサーマルスロットリングが発生しやすく、RTX 5050の本来の実力をフルに引き出せない。また、価格重視でコスパ最強を狙う人には、LegionやROGの同スペックモデルのほうが満足度は高い。さらに、我々のデータベースで信頼性が9パーセンタイルと底辺にある点も無視できない。仕事のメインマシンとして使うなら、もう少し実績のあるThinkPadやMacBook Proを検討する価値がある。
総評
このLG gram Pro 16Z90TRは、「外でもしっかり作業したいクリエイター」にとって理想的な1台だ。フォトショップやライトルーム、簡単な動画カットなら、カフェでもストレスなく動く。AI処理も含めて、オンデバイスとクラウドを組み合わせたgram AIの機能は、文章作成やスケジュール管理で地味に便利だろう。ただ、ゲームをメインに考えている人にはおすすめしない。RTX 5050は確かに搭載されているが、消費電力の制限から長時間の高負荷ゲームでは本来の性能を出し切れず、ファンも爆音になる。ゲーミング目的なら、同じ価格帯でROG ZephyrusやLegionの方が確実に良い。